ウサカメ-英語戦記

英語初心者が「英語を話せる」まで、いろいろ模索するブログ。

やさしい英語で英語力を身につける!『英語多読入門』レビュー

やさしい英語で英語力を身につける

実用的な英語力を身につけるには、英語の本をたくさん読むのが非常に効果が高いことは、明治時代から知られていました。

 

冒頭から引用で恐縮ですが、『英語多読入門(CD付) (めざせ! 100万語)』の著者によると、福沢諭吉や新渡戸稲造、夏目漱石、野口英世といった先人たちは、みな英語の本を大量に読んで英語力を伸ばしたそうです。

 

現代でも、語彙制限本(Graded Readers、以下GR)や絵本などの英語で書かれたやさしい本をたくさん読む、いわゆる「多読」は、実用的な英語力を身につける方法として知られています。

 

日本を代表する英字新聞社であるジャパンタイムズ社では、中学1年生レベルの非常にやさしい本から始めて大量に読ませることによって英語が使える記者を育ててきているそうです。(P12

 

こちらは、そのジャパンタイムズ社の逸話を紹介している伊藤サム氏の本のレビューです。 

 

また、このレビューでは、GRが推奨されていることを紹介しました。 

 

これらの本をひとことでまとめていうなら、

 

  • スラスラと読めるようなやさしいレベルの本または絵本をたくさん読むと英語力がつく

 

ということになります。

 

では、「具体的にどのタイトルを読めばいいのか」「それを何冊読めばいいのか」。

今回紹介する『英語多読入門』は、そのような多読をスタートさせたい人たちの悩みを解決してくれる本です。

 

 

『英語多読入門』で多読本が選びやすくなる

まず、多読をはじめる前に必ず知っておきたいのが、GRです。

英語学習者用に文法・語彙を制限して書かれている段階別読み物を、英語でGraded Readers(略称・GR)と言います。GRでは、使用語彙の95%が基本1000語で書かれている場合、語彙レベル1000語の本と言います。(p17)

 

学習者は、このGRを基準に本を選びます。

しかし、『英語多読入門』のなかでは、それとは別の基準であるYLが紹介されています。YLは、著者ら(執筆時)と関わりが深いSSS英語多読研究会が作成した基準です。

 

やさしい本から難しい本に徐々にレベルを上げていくのが、SSS方式の段階的多読法です。(中略)

そこで、SSS英語多読研究会では、本の読みやすさを評価する共通の基準、読みやすさレベル(Yomiyasusa Level、以下YL)という数値を決めています。実際に多読をしている人の声を集約して、「日本人学習者にとっての本の読みやすさ」をYL0.0~9.9の数値で評価し、YLの数値が小さいほど読みやすいことをしまします。(p15

 

普通、多読を行う人は出版社のレベル分けを参考にして本を選ぶ(GRを基準に選ぶ)のですが、出版社によって読みやすさの違いを感じることがあります。そういうときに、それぞれの出版社を総合したYLという基準があると、本を選ぶ際に便利というわけです。

ちなみに、僕は、YL0.8の『King Arthur (Oxford Bookworms Starter)』から読み始めました。そのまま段階的にレベルを上げていき、最終的には総語彙数100万語を目標にするとよいとか。

 

 

多読を楽しく続けるには…

『英語多読入門』には、多読のやり方についても書かれています。

 

楽しく読み続けるためには、いくつかのコツがあります。その中で一番大事なのは、次の多読三原則です。

第一原則 辞書は引かない

第二原則 わからないところはとばす

第三原則 つまらなければやめる

 

面白いなと思うのは「第二原則」です。

今までの英語教育では、わからないところを完全に理解することを強調しすぎていました。そうではなく、わかる部分をつなげて全体を把握することを重視するのが多読による英語学習です。「飛ばし読み」は多読の本質であり、この技術はリスニングにも大いに役立ちます。(p25)

 

「100%理解にこだわらずに読む」ことが原則といいます。これには、日本人の悪い癖である「返り読み(英文を後ろから訳してしまう)」を防ぎ、英文を頭から理解することを習慣づける狙いがあります。

 

 

多読に興味を持ったら…

まず、おススメしたいのは冒頭で紹介した本です。

 これらの本で、多読やGRのイメージがつかめると思います。

 

そのまま多読に入っても問題ないと思いますが、より理解を深めたい人はこの『英語多読入門』を読むといいでしょう。

上では触れませんでしたが、ほかにも社会人が100万語を読んだ実例や自分のレベルを知る目安となる読み物(英文)なども掲載されているので効果的なガイドブックとなるはずです。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

(引用はすべて:『英語多読入門』) 

英語多読入門(CD付) (めざせ! 100万語)

英語多読入門(CD付) (めざせ! 100万語)