読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウサカメ-英語戦記

英語初心者が「英語を話せる」まで、いろいろ模索するブログ。

英語は簡単には身につかない。『英語難民を必ず救う本』を読みました。

『英語難民を必ず救う本』を読みました。

英語の勉強に5250時間!

その間受けたTOEICは23回!

英語難民(※1)である著者が、さまざまな勉強法を試行錯誤しながら、3年6か月でTOEIC335点から850点に達するまでの体験をまとめた本『英語難民を必ず救う本』(※2)を読みました。

 

副題は、「335点を875点にした私のTOEICテスト練習法」です。

一見して、「短期間でTOEIC高得点を達成できる」系の本かな思ってパラパラっとめくってみましたが、まったく対極にある本でした。TOEIC335点から850点に至るまでの、執念ともいうべき英語漬けの日々がつづられています。

『英語難民を必ず救う本』を読んで、本気で英語を身につけたいなら、地道に勉強するしかないと思い知らされました。

 

3年6か月のトレーニングの日々

その内容は、「勉強」をやめて「トレーニング」するというもの。

「勉強」とは、中高でやるような単語の暗記や文法の勉強、問題集を解くこと。「トレーニング」とは、目、耳、口、手をフル稼働させて、英文を何度も読んだり書いたりすることです。

 

TOEIC335点という結果に失望した著者は、「勉強」をやめて「トレーニング」をすると決めました。

はじめに取り組んだトレーニングは、VOA(※3)の「リスニング」と、中学生が使う教科書ガイドの「音読」と「筆写」です。知らない単語は丸暗記せず、単語を含む一文を音読し、書き写しました。VOAを真似て感情移入しながら行う音読は効果をあげ、VOAがところどころに聞こえるようになっていきます。

そして、120日間、600時間(1日平均5時間)のトレーニングを経て、2回目のTOEICを受けます。その結果は、125点アップの460点!

 

気をよくした著者は、同じ方法をさらに650時間行います。

しかし、自信を持って挑んだ結果は、たった5点アップの465点。著者は、「才能がないみたいだし、もうやめようか?」と再び落ち込みます。

 

しかし、そこでくじけてしまわないのが著者のすごいところです。順風満帆にスコアが伸びる人はいないと思い直し、自身に足りないところを分析し、新たなトレーニングで状況を打開していきます。

スコアが伸びては、長いスランプに陥る。壁に当たるたびにトレーニング方法を見直し、試行錯誤を繰り返していきます。そのトレーニング法は後半になるに従い、圧倒されるような内容になっていきます。

そして、3年6か月、5250時間のトレーニング、TOEIC受験23回目にして850点を達成するのです。

 

英語は簡単には身につかない

この本の良いところは、「簡単に英語が身につく方法があるかも」という初心者の幻想を打ち砕いてくれるところです。ついつい、「簡単に英語が身につく」本を手に取りがちですが、真の英語力を獲得するには地道に取り組むしかないという現実路線に目線を切り替えてくれます。

 

英語難民諸君!10年間かけて、身につかなかったものが、どうして短時間で身につくはずがあるのか?時間をかける勇気、始めたらやめない決意こそ、使える英語を身につけるために、まず必要なのである。

「効率的で短時間に身につける方法」という幻想を捨てたとき、真の英語学習が始まる。あきらめよ、さらば救われん。

  

勉強するのをやめて、スポーツのようにトレーニングを繰り返す。

安直な方法を探すことをあきらめ、ひたすら、地道に。

英語は簡単には身につかない。当たり前なことを思い出さてくれる良書でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました

 

※1 『英語難民を必ず救う本』には、新版『TOEICテスト300点から800点になる学習法』があります。

※2 英語難民とはよく聞きますが、推薦文を寄せている千田潤一氏が「何度も挑戦しても英語をモノにできない大量の日本人英語学習者」のことを表して言った言葉だそうです。

※3 VOA=Voice of Americaの略。アメリカの国営ラジオ放送。一般の放送のほかに、英語を母国語としないリスナー用に音声スピードと語彙数を制限したスペシャル・イングリッシュという放送があります。 

 

英語難民を必ず救う本―335点を875点にした私のTOEICテスト練習法

英語難民を必ず救う本―335点を875点にした私のTOEICテスト練習法

 
TOEICテスト300点から800点になる学習法

TOEICテスト300点から800点になる学習法

 

 

関連する記事