簡単な英文も読めていないことへの対策
簡単な英文なのに、“読めていない”気がする…。
中学英文法を勉強してきたカメ男でしたが、英文に向き合うたびに、そのような情けない気持ちがしていました。中学生がはじめに習うような単語で、しかも中学レベルの英文法で書かれている英文でも、それは同じ。正しく意味を理解して読めているのかというと自信がなかったのです。
そこで、いままで、「こんな感じだろう」という感覚であいまいに読んできたものを正すことにしました。
それには「精読」「英文解釈」「長文」あたりがキーワードなのかな?と素人ながらに考えました。
しかし、たとえば「英文解釈」は、大学受験の際に勉強するもの。でも、カメ男は、まだ中学英文法を勉強しているところです。
そんな自分のようなレベルの人でも理解できる本はあるのだろうか?
先日は、そのような記事を書きました。
今回は、そんな疑問を解消すべく、書店に出向き、あるいはレビューから判断して取り寄せた7冊を簡単に書いておきたいと思います。
「精読<英文解釈>」としての本
『超英文解釈マニュアル』『超英文法マニュアル』
この本は以前レビューを書いた『「蛍光ペン」で英語が読める!』の著者の本です(→ブログカテゴリー「TOEIC英語教材レビュー」)。
英文をじっくり分析して読むというより、英文の読み進めるためのテクニックが簡潔に書かれています。英文はとても難しいです。しかし、即効性があります。
『英文読解入門基本はここだ!』
非常に薄い本です。数日で読めそうなので、英文解釈をはじめる前に一読しておくと、のちのち役に立つかなと思って購入しました。単語はやさしく、中学英文法レベルの英語力でも問題なく読み終えられると思います。
『英文解釈教室 入門編』
『英文解釈教室』シリーズ3冊のなかで一番やさしい本です。同じ著者の『ビジュアル英文解釈』も含めて、大学受験でお世話になった人が多いのではないでしょうか(カメ男が学生の頃は存在しなかった!)。
パラパラっとめくると、文字でビッシリ埋まったページにひきました!しかし、よく読んでみると、単語はそれほど難しくなく、内容も理解できるものです。ひとつひとつの文法項目をとりあげて、じっくりと時間をかけて理解を深めていくスタイルは好きです。
『入門英文解釈の技術70』
SVOCやカッコなどの記号を使って英文の解説をしているのが好印象です。「高校1年生(または中学3年生)から取り組める項目」との記述もあり、単語は若干難しいですが、最後のページまで辿り着けそうだと思いました。
ただし、『英文解釈教室 入門編』がジワジワと英文法の世界に浸かっていく感じに対して、受験的というか、モチベーションをしっかり保ってガッツリ覚えていかないといけない感じがします。
『英文法TRY AGAIN』

英文法TRY AGAIN! 改訂版 (TRY AGAIN!シリーズ)
- 作者: 山口俊治
- 出版社/メーカー: 語学春秋社
- 発売日: 2014/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『山口英文法講義の実況中継』の2冊が1冊にまとまったものです。この本は学生の頃にありました!しかし、数10ページで挫折した思い出が…。そして20年後のリベンジ…。今回も半分ほど読み進めたところで挫折…(^^;
中学英文法をやっている身分としては英文が難しく、解説も足りない印象です。ある程度知識がないと読めないと分かりました。
「精読<長文>」としての本
『高校受験 英語長文を論理的に読み解く本』
『実戦!英語長文はこう読む!!』
この2冊は、高校受験用の長文問題集です。取り寄せてわかったのは、2冊の内容がかなり異なっていたこと。前者は、スラッシュリーディングのやり方など解説が詳しいです。後者は、解説は少ないがスラッシュの入った長文がたくさん掲載されているのでドリルとして使えそうな本でした。
後にやる予定の『ハイパー英語教室中学英語長文』も、スラッシュの入った長文の問題集です。こちらはCDがついているのがいいですね。
英文を前から理解するために、スラッシュリーディングをやりたかったので、なかなか良い本が見つかりました。
中学英文法レベルでも使える「英文解釈」本はあった
ほかに、『くもんの中学英文読解』『英語リーディング教本』『ビジュアル英文解釈』『世界一わかりやすい英文読解の特別講座』『集中12日間! 英文解釈のいちばん大事なところ』などを検討しましたが、『ビジュアル英文解釈』以外は自分に合いませんでした。
しかし、中学英文法レベルの英語力でも理解できそうな本があったのは大きな収穫でした。
ただしそこは、高校生向けに書かれている本。中学生にはちょっと難しい記述が多いかもしれません。中学生向けに書かれた英文解釈の本があれば、社会人の「やり直し英語」にも需要があると思うのですが…。
というわけで、上から順番にやりはじめています。
これだけで“正しい読み”ができるようになるかはわからないですけど、まずはやってみるべし。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
※おそらく、今後の英文解釈の学習は、『英文解釈教室』『英文解釈の技術』『ビジュアル英文解釈』のいずれかのシリーズを使用すると思います。すべては、上記の本を通読したあとに決める予定です。