ラクな勉強法へ…
こんなことを言うとアレですけど、1月末のTOEIC受験が終わってホッとしています。試験勉強はホントに骨が折れる…。
もう20年も前に、「お勉強」から離れてしまったオッサンだからな。
ってことで、これまでの勉強法は、もうやめた~~!笑
で、はじめました。
できるだけラクをして英語を身につけたいオッサンがたどり着いた勉強法。
「多読」です。
I accidentally brought money to a book sale. / Brittany Stevens
英語の「多読」って?
ここでいう多読とは、非常に優しいレベルの「GR(語彙制限本)」や「絵本」などから読み始め、段階的に難しいレベルへとあげていく読書法のことを言います。
多読に強く惹かれるキッカケは、『英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方 (講談社パワー・イングリッシュ)』という本を読んだから。
多読については、過去にこんな記事を書きました。
いまは、「英語多読研究会SSS」のサイトを参考に、100万語を読むことをひとつの目標にしています。
気になる「多読」の効果
さて、試験勉強的な「お勉強」から解放されるためにはじめた「多読」。
ついでに真面目な理由を書いておくと、
- TOEICのリーディング問題で、日頃から英文を読み慣れていないことを痛感した
- 音読練習のおかげで、リスニングで音を拾えるようになってきたが、瞬間的な意味理解が追い付かない
これらを解決するには、とにかく「英文を大量に読む」ことが必要だと思ったからであります。
それには、「多読」はうってつけ。
多読には、こんな効果があるといわれます。
大量に読むから英語に慣れる
→読むスピードが上がる!それに加えて、リスニング力も向上!
英語教材よりもストーリーが面白い
→楽しいから継続できる!自然な英語に触れられる!
うん。
多読やろう^^
多読の効果は、英語の勉強を「楽しみ」変えてしまうこと
多読には、「単語をムリなく覚えられる」という効果もあります。
先日面白かったのは、コレ。
英文だけど簡単なので、その場面を想像しながら読んでみてください。
砂ぼこりの舞う砂漠、まわりにはゴツゴツとした赤く乾いた岩、西部劇のようなシーン…
Get off your horses and put your hands up - there are men with guns here.
ー『Ned Kelly - A True Story (Oxford Bookworms Library 1)』より
「突然現れたギャング団に囲まれてしまった2人の保安官」が目に浮かんできませんか?
こういうのは、英語教材ではなかなかお目にかかれないシチュエーションですよね。
単語を覚えるときは、英文のなかで覚えたほうがいい」と言われますが、こんな英文ならget off やput upなどの句動詞もすんなりと頭に入ってきます。
このように、多読の一番の魅力は「楽しい」こと。
だから、多読をしているときは、勉強をしているという感覚がありません。英語の勉強にはなっているけど、多読はあくまでも読書。勉強というより、趣味に近くなるのかもしれませんね。
なので、僕は酒をちびりちびりやりながら読んでいます。これでいいのか?という気もするのですが…(^^;
たくさん読むには、たくさん図書館へ行く
というわけで、多読を開始して半月が経ち、ぼくは38冊の洋書(!)を読破しました!!!
38冊…(ゴクッ)すごくないですか?
その中身は、先にも書いた「語彙制限本(GR)」というペラペラな無料のパンフレットみたいな本と、絵がたくさんあって優しい気持ちになれる「絵本」なんですけどね^^
多読をはじめるにあたってひとつ障害があるとすれば、この本の調達かもしれません。たいていは1度しか読まない数百円の本を数百冊にわたって大量に買い続けるのは大変なことです。多くの人は近くの図書館を利用することになると思います。
ぼくの場合は、多読用の本は上で紹介した「英語多読研究会SSS」のサイトを参考に自分のレベルに合ったものを探し、近くの図書館で借りてきます。
いざ開始してみると、最初はこの“図書館通い”が意外と大変。
というのも、始めたばかりの初級者が読める本は文字数が少ないので、すぐ読み終わってしまうからです。せっかく絵本を借りてきても、絵ばっかりで、最後まで文字が一切ないなんてこともありました(笑)
このままでは、いつまでたっても目標の文字数に届かないじゃないか!
で、休日は、せっせと図書館通いしてます。これは、しばらく続きそうです。日ごろの運動不足を解消するのにはいいかな!?
(お近くにSSSのブッククラブがある場合は、こんな苦労はせずに済むかも)
多読の嬉しい効果
教材で勉強するよりも、明らかに英文を読む量が増える。
意識しなくても、英語に触れる時間が自然と増えていく。
これは、いままでの勉強では見られなかった嬉しい効果です。
いま僕がハマりそうになっている多読の効果とその魅力。
しっかり伝わったでしょうか?
決してラクしたいからじゃないんですよ(笑)
最後まで読んで頂きありがとうございました。

英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方 (講談社パワー・イングリッシュ)
- 作者: 伊藤サム
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