「やり直し英語」で1000時間達成!
やっとのことで、英語の総学習時間が1000時間を超えました。
「1年で1000時間」が目標でしたが、1年目は順調だったものの、2年目以降は尻つぼみとなり、結局は22か月(1年間の休止期間を合わせると2年10か月)かかってしまいました。
英語の勉強を1000時間やったらどうなる?
アラフォーのオッサンが「やり直し英語」を開始して、1000時間勉強したらどれくらい英語ができるようになったのか?
成果をはかるために、TOEICの模試とボキャブラリーのテストをしました。
TOEICスコア
気になるTOEICの結果は以下の通りです。
『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編(2)』を解きました。
スコアレンジ 475-655(平均値565点)
はじめてのTOEIC模試が95-180点(平均値137.5点)ですから、1000時間で427.5点上がりました。
以前、TOEICスコアを100点上げるためには、300時間の勉強が必要という記事を読んだことがあるので、満足できる成績でした。
ボキャブラリーテスト
語彙力テストは、無料で使用できる『Weblio語彙力診断テスト』と『Test Your Vocabulary』を使わせてもらいました。
Weblio語彙力診断テスト
英語の語彙力の測定テスト~英単語のボキャブラリーレベル計測試験~ - Weblio
2014年12月4日 レベル5 推定語彙数:2001~2500語 称号:努力家
↓
2014年12月27日 レベル6 推定語彙数:2501~3000語 称号:努力家
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2015年4月3日 レベル6 推定語彙数:2501~3000語 称号:努力家
↓
2015年7月8日 レベル6 推定語彙数:2501~3000語 称号:努力家
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2016年1月16日 レベル5 推定語彙数:2001~2500語 称号:努力家
↓
2017年8月17日 レベル6 推定語彙数:2501~3000語 称号:努力家
Test Your Vocabulary
4200語→4890語→4880語→4310語→5010語→4430語
いずれのテストでも、語彙力には変化なし……
2年10ヶ月もの間、何をしていたんでしょうか(^^;
1000時間までの道のり
ここまでの勉強を振り返ってみました。
大きく分けて2つの時期に分けられます。
第1期(TOEICスコアレンジ95-180点→TOEIC580点)
順調にスコアが伸びたのは最初の1年間です。
特に、ブログをはじめてからの9か月間は非常にモチベーションが高かったです。
ウサ子とスコアを競っていた頃ですね。(ちなみに、最近ウサ子も勉強を再開しました。以前は、DUO3.0だけで高得点を狙っていたウサ子ですが、現在はカメ男を真似て基礎からやり直しています^^)
勉強をはじめて1年後(3か月の休止期間を合わせると1年3か月後)にTOEIC受験しました。結果は、580点。この時点で、単純なスコア比較で言えば、現在と同じ英語力に達しました。学習時間は1年で826時間です。
第1期で使用した教材
9か月間で中学レベル+αの文法や語彙を覚えたあと、3か月間でTOEIC対策を行いました。
ガッツリとやったのは以下の教材です。
ほかにも多くの教材に手をつけましたが、一読して終わりにしたか、途中でやめました。
【語彙】
『毎日の英単語』は、英語の教材を最後までやり遂げることのできた初めての本です。この経験で、次から使用する参考書も最後まで読めるという自信がつきました。
【文法】
中学英文法の一冊目は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』がベストだと思います。2冊目は、『トコトンていねいな英文法レッスン』。この2冊は挫折せずに簡単に読めました。文法は+αとして、高校初級レベルの『英文法のトリセツ』シリーズ3冊を読みました。その後に、薄い問題集を何冊かやっても良かったかもしれません。TOEIC対策をするなら、『TOEIC TEST英文法出るとこだけ!』が短期間で重要なところを学べるのでお勧めです。
【瞬間英作文】
文法強化のために『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』を10周やりました。同じシリーズの『シャッフル』をやっておけばよかったと思うことがあります。
【英文解釈】
英文解釈の参考書はほとんど一読しただけですが、読んで良かったと思った本がいくつかありました。『「意味順」英語学習帳』『「蛍光ペン」で英語が読める』『超英文解釈マニュアル』シリーズ『英語ベーシック教本』がおススメです。『ビジュアル英文解釈』は2回挫折してやめました。
【音読】
中学レベルの『英会話・ぜったい音読 入門』『英語は暗記するな!』はシャドーイングをする程度で終えました。その後、『TOEICテスト 究極のゼミPart3&4』の半分をトコトンやって、リスニング力が大幅につきました。中学レベルを終えたあとに、音声スピード(WPM)の速いモノを選んでも問題ないことが分かりました。
第2期(停滞期 TOEIC580点→スコアレンジ475-655)
第2期の1年7か月間は、勉強をしたりしなかったりという停滞期となりました。
ちゃんと勉強したのは、そのなかの10ヶ月間。それでも、多いときで月に30時間、少ないときで月に4時間というモチベーションの低さでした。ブログ更新も滞りました。
第2期で使用した教材
この期間で記憶に残っている教材は、『TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー』です。
『TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー』は、Part3&4だけをしっかりやりました。その後に受けた2016年11月の模試で、最高スコアレンジ535-720を出しました。
最終的には、今回のスコアレンジ475-655という結果に落ち着いています。
効果があったトレーニング
1000時間のうち、一番効果があった勉強法は「音読」です。
カメ男の音読の方法は、精読、精聴、オーバーラッピング、シャドーイング、音読、速読、暗唱というトレーニングをセットにした複合トレーニングです。
この方法で、おもにリスニング力が強化されました。発音が改善されて、語彙力やリーディング力もつきました。
また、勉強時間外での「聞き流し」も効果的でした。
過去にやったものの聞き流しは復習になりましたし、初めて聴く音声では英語のスピードに慣れました。
1000時間英語を勉強すると、それなりに上達する
正直いって、1000時間も勉強してTOEICスコアレンジ475-655かと思うと、微妙な成績だなという印象です。
ほかの先輩ブロガーの方々は、すごい結果を出してますよね。
でも、「やり直し英語」を始める頃の英語力を冷静に振り返ってみると、実はわりと英語力がついたんじゃないかと感じています。
初めてTOEICの模試を受けたときは、そのレベルの高さに愕然としたものです。皆、こんなレベルの高い勉強をしているのかと。
リスニングパートは、聞き取れた数個の単語を元に勘で答えるのがやっとでした。
しかし、いまではTOEICリスニングのスピードには慣れましたし、聞き取れる単語は大幅に増え、おおよその内容はわかるようになりました。
リーディングパートは、あまりの難しさに意識が飛んでいました。英文を左から右へ目で追いながらも、テストとは関係ないことを考えていたように思います。意識が戻っても、知ってる単語を元に英文を解読するような75分間でした。
いまは英文に対する精神的な抵抗はほとんどありません。難しい英文は「読めないなあ」と思うだけです。難しくても、一応読もうとする努力をします。
最近、The Chainsmokers & Coldplayの『Something Just Like This』を聴いていたら、フレーズを無意識に聞き取っていることに気づきました。嬉しかったので、歌詞をチェックしてみました。いい歌ですね。以前は英語が素通りしていて、メロディだけを追っていたのです。
本屋で英語の教材を物色していたら、となりの洋書コーナーで「ここには良い本がないわ」と外国人の娘さんが言ってました。There is no good book.みたいな英語でした。
駐車場で、「Come back here. Where are you going!」とおばあさんがお孫さんを呼んでいました。女の子は、「マムズ、ゼー!」と反対方向に走りながら応えていました。「いまのマムズ、ゼーって、Mom is there.だよな???」と気付いたときは、すごくうれしかったです。
まずは1000時間。一緒に勉強してみませんか?
カメ男は高卒で、受験勉強の経験がありません。
その後20年以上、勉強から遠ざかっていました。
そこから1000時間勉強してみたら、TOEICスコアレンジ475-655という結果になりました。
もし、受験経験がある人が1000時間勉強したら、もっと上のスコアが取れるかもしれませんね。
これから「やり直し英語」をやりたい、やってみようかなと思っている人は、まずは1000時間を目標にしてみるのはいかがでしょうか?
カメ男も次の1000時間に向けて勉強をはじめました。
これまでとはまったく違う、楽しくてワクワクする勉強法を試しています。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。